あふれんばかりの夏の光を浴びて育ったスイートコーン。「おいしい夏を家庭菜園からもぎとろう」と語るのは、タキイ研究農場の田中和幸さん。
その田中さんは、「おいしい穂を収穫するためには、しっかりと根を張った丈夫な株をつくっていくことがもっとも重要」だという。タネまき、間引き、さらに、病害虫では雄・雌穂それぞれの出穂期におけるアワノメイガの幼虫に注意。
また、地域によっては1年に3度収穫できることから「三度豆」と呼ばれているインゲン、さらに、日本人にとってなじみ深いマメ科野菜の1つで、夏の暑い日にはビールのお供に最適なエダマメ、の2野菜を紹介しているのは同じ研究農場の河西孝昭さん。
草姿、莢の形状、莢の色などで分類されるインゲン。莢の形状だけでも「どじょう」、「関西」、「モロッコ」の3タイプに分けられるなど、インゲンは品種が豊富。このため、複数の品種を少量ずつ栽培することで、収穫期に幅をもたせることができる。
普通、茶、黒と、大別して3種類に分けられるエダマメ。もっとも食べたくなる盛夏に収穫期を合わせるためには、一般地ではこの5月まきが最適。
「はなとやさい」への問い合わせは、タキイ種苗(株) 電話(075)365-0123まで。
(写真)上からスイートコーン ランチャー82、エダマメ 快豆黒頭巾