売上高が前年に比べて若干落ちたもののほぼ横ばいだった一方で、経常利益が大きく落ち込んだ要因は、22年初頭におこったギリシアの経済危機や円高の影響で、資産運用損益が前年比26億円減の31億円と大きく落ち込んだため。
前年の純利益は繰越税金資産の取り崩しを行ったため88億5800万円の赤字決算となったが、今年は取り崩し等がないため黒字を確保できた。
保険会社などの経営の安全性を示すソルベンシー・マージン比率は741.9%だった。前年比で18.2%減ったが、国の示す安定基準値である200%以上は保っている。
24年3月期の業績予想は正味収入保険料が0.3%増の1564億円、経常利益が89.5%増の25億3000万円、純利益が28.5%増の20億6000万円となっている。