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【ダウ・ケミカル、三井物産】
世界最大級のバイオポリマー事業を発足  ダウ・ケミカル、三井物産

 ダウ・ケミカルと三井物産は7月19日、ブラジルでサトウキビ由来のエタノールを原料とする世界最大級のバイオポリマー事業を発足させるため、新たに合弁会社を設立することで合意した。

世界最大級のバイオポリマー事業を発足 三井物産はブラジル・ミナスジェライス州サンタ・ビトリア市のダウのサトウキビ栽培場の持株50%を取得する。
 合弁事業は当初、同市で再生可能原料となるサトウキビ由来バイオエタノールの生産施設を2011年第3四半期(7-9月期)から建て始める。最長でも2年後にはそれを原料として持続可能な高性能プラスチックなどの生産を始める予定だ。
 今回の合弁事業についてダウのアンドリュー・リバリス会長兼CEOは「ダウの成長戦略の実例だ。世界最先端の技術と再生可能原料を組み合わせ、世界の成長市場の需要に対応したい」、三井物産の飯島彰己代表取締役社長は「再生可能な資源の安定供給を確保し、それらを元に持続可能なソリューションを提供することで、産業と社会に貢献できる」、とそれぞれコメントを発表している。

(2011.07.20)