「農薬危害防止運動」の歴史、最近の事故・被害の状況、今年の運動の大要などを講演したのは、農水省消費・安全局農産安全管理課農薬対策室の楠川雅史さん。
「農薬のラベルに書かれた使用方法や注意事項の遵守」が本年度の重点事項だとし、農薬を他の容器に移しかえない、土壌くん蒸剤使用後のしっかりとした被覆、農薬使用の事前予報などの重要性をアピールした。
クロルピクリン工業会からは、「危害防止運動と安全な取扱い」で、同工業会事務局長の下鳥均さんが危害防止活動・物流保安対策などの現状を報告し、クロルピクリンの上手な使い方を紹介した。
他に、「米国における農薬管理体制について」(ダウ・ケミカル日本・ジョン・ブリーンさん)、「各国における農薬適正使用の取り組み」(農薬工業会・安全対策委員会・高橋智さん)などの講演があった。
(写真)講演するクロルピクリン工業会の下鳥均事務局長