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【タキイ種苗】
注目のトマト「TTM―055」  タキイ種苗

 タキイ種苗は7月15日、茨城県稲敷郡河内町の茨城研究農場で、恒例ともなっている「夏期農場見学会」を開催した。
 夏野菜の見頃にあわせ開催しているもので、同社が育種・開発したトマト、キュウリ、カボチャなど期待の新商品を一堂に紹介した。

「TTM―055」 注目されたのは、国内トマト市場の約70%のシェアを誇る桃太郎系の中で、夏秋どりとして人気を呼んでいる「桃太郎8」の後継商品とも見られている「TTM―055」。
 「より一層葉かび病などの病害に強く、しかも、従来品種よりも早い時期での収穫が出来ないか」といった、生産者ニーズに応えた。2012年春から、本格的に市場投入する。
トマト台木の「グリーンセーブ」 関連して、トマト台木の「グリーンセーブ」も生産者の目を引きつけていた。接ぎ木部分が明確に分かり、作業の間違いを回避したほか、フザリウム、根腐萎凋病などに抜群の耐病性をもち、かつ後半の草勢が衰えにくい特徴を兼ね備えている。
甘みの強さが特徴の「ロロン」 さらに、カボチャの「ロロン」を特筆しておきたい。ラグビーボールタイプで、甘みが強く、食味も良い。「直売で人気が急上昇中」だと、広報出版部は話している。
 〈問い合わせ先〉タキイ種苗 広報出版部 電話(075)365-0123

(写真・上から)
「TTM―055」
トマト台木の「グリーンセーブ」
甘みの強さが特徴の「ロロン」

(2011.07.22)