全機種合計の出荷実績は408憶9600万円で前年同月比3.5%増と、2カ月ぶりに増えた。国内向けは272億4300万円で同2.2%減だったが、輸出向けが136億5200万円で同16.9%増と好調だった。
生産実績も、372億4700万円で同6.6%増と3カ月ぶりに増えた。国内向けが238億100万円で同0.1%減、輸出向けが134億4400万円で同20.8%増と大幅に増えた。
出荷、生産ともに輸出向けの田植え機が大きく伸びた。
出荷台数は2227台で同439.2%増と5倍以上。輸出に限れば、1776台で同2719%増と28倍だった。販売額は国内、輸出あわせて8億1100万円で同68.1%増だった。
日農工では輸出向け田植え機の急増について、「機械化率の遅れている中国向けの輸出が増えたため」だと分析している。
そのほかの機種別出荷額は、トラクタが172億5000万円で同13.9%増、耕うん機が15億5800万円で同11.4%増、コンバインが139億2600万円で同0.7%増と、全体的に好調だった。