イハラブラス社は1965年3月にイハラ農薬(株)(現・クミアイ化学工業)と三井物産(株)との合弁会社として設立された。
このたびの各社の株式取得は、同社株式の約18%ほどを持つ現地日系法人の「カヤタニ(Agroinvest Kayatani S.A.)社」との間でそれぞれ譲渡契約を結んだもの。
すでに18%超を所有していたクミアイ化学は3.15%を追加取得し持ち株比率が22%(現地非連結子会社の出資分を含む)に、これまで出資していなかった三井化学アグロは11.89%、日産化学工業は3%を取得した。筆頭株主は28%を持つ日本曹達で変わらず。
各社とも、イハラブラス社を通じて南米での農薬の販売拡大をめざしており、三井化学では2014〜15年に同国で新規原体の販売を開始する予定。