愛媛といえばミカンが名物。県民の家庭には蛇口が三つあって、青の口からは水が、赤の口からはお湯が、オレンジの口からはポンジュースが出るとの都市伝説まである。
これにちなんで、ポンジュースの製造元のえひめ飲料はさも水道からジュースが出ている感じをイメージしたLED照明のモニュメントをつくり、寄贈した。
農林水産業振興に努める松山の観光スポットがまた1つ増えたと喜んで3月29日の除幕式には中村時広知事、野志克仁市長、えひめ飲料の矢野清社長らが出席した。
市長は「果汁のトップブランドを活用したモニュメントが、新たな観光名所の1つとなるよう期待している」とコメントした。
このモニュメントは文字通り記念建造物だが、実際に無料で蛇口からジュースが飲める施設は松山空港2階出発ロビーにある。
地元では毎月第3日曜日を「ポンジュース蛇口の日」として、その日は時間限定で自販機のような器械の蛇口からジュースを一般に提供している。
ポンジュースは、(株)えひめ飲料が昭和44年に誕生させた果汁100%ジュース。もともとは農協組織で製造・販売していたが、その後、会社化した。同社の主要株主はJA全農。
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ポンジュース蛇口モニュメント