来年の1月29日放映NHK教育テレビおしゃれ工房「しあわせアラカルト」に出演します。おしゃれ工房には02年12月「ようこそわが家へ」で「自然の恵みを飾る部屋」と題して稲穂飾りや藁細工の紹介、祝い箸の箸袋づくりに稲穂をあしらったり、柳の枝に餅を型どった紙粘土での正月飾りの餅花を提案しました。05年7月に「夏は和風が心地いい!素足に優しい布ぞうり」で布ぞうりのカラーコーディネートを。宮城県丸森町の高齢者生産活動センターをお訪ねし、布ぞうりづくりの手ほどきを受けました。いま空前の布ぞうりブームに一役果たせたのではないかと思っています。
また「生活ほっとモーニング、ほっと10時台」では「くらしに生かす魔法の布風呂敷」へ。06年4月21日は総合テレビ「ウィークエンドジャパノロジー」でも風呂敷をテーマに出演。過剰包装ゴミを出さないマイ風呂敷ブームは、若い方々へも根付いてきたようですね。
直売所でもポリ袋の使用を減らすために、風呂敷、マイバッグ持参の方々へポイントカード等の還元システムを作られてはいかがでしょう。個々の直売所で、というより、地域の経済連主導で取り組むのがよいかと思います。
おしゃれ工房テキスト(1月号12月16日発売)に産直「楽々(らら)」
すいおう加工品コーナー |
わたしが幸せを感じるのは、出会いがつながって、きずながますます深くなる時です。「しあわせアラカルト」ではわたしの幸せのひとつ、生命の糧を育み、加工する方々との出会いにも着目して下さいました。連載7の山形県鶴岡市藤浪の「楽々」にて、連載1に登場の成澤久子さんとの2ショットが実現。久しぶりにお会いした彼女は新たに「四季の里楽々すいおう生産部会」に入ったと元気一杯。すいおうは沖縄農業研究センターで育成されたサツマイモの一種で、茎葉部を食す栄養豊富な新しい野菜とのこと。頂いたパンフレットには健康機能性の高さを示すデータや料理レシピも。若葉を使ったてんぷらや、けんちん煮、葉を使った焼きおにぎりは久子さんのレシピ。焼いたすいおうとスクランブルエッグ、夏イカとすいおうのスパゲッティは、なんと雑誌等でも有名な、鶴岡のレストラン「アル・ケッチャーノ」のオーナーシェフ奥田政行氏のレシピ。(写真1)
有名シェフの料理教室
なんとここの広い売場の一画には体験レストランがあり(写真2)、そこでは奥田シェフと酒田市の「レストラン欅(けやき)」総料理長・太田政宏氏、東京第一ホテル鶴岡総料理長・古庄浩氏の料理教室も催されているそうです。
この地域では02年より有機農業を柱とした資源循環型まちづくりが始まり、03年2月には「日本有機農業研究会全国大会」が開かれており、わたしもその場に。「反遺伝子組み換え農産物栽培・藤島宣言」が採択されました。その会にあわせて出版された有機農業のバイブル、『農業聖典』アルバート・ハワード著、日本有機農業研究会発行の本の装丁(そうてい:デザイン)はわたしが担当しました。(写真3)
体験レストラン、名前はチョ・ピットーネ?! ユーモアはタップリ |
商品台に英字新聞!?
全国広しといえども、英字新聞が陳列台にきれいに敷いてある直売所はここだけでしょう(写真4)。あるコーナーへ行くと初めてその訳を納得するしかけになっていました。イタリアのマルケ州アルチェヴィア町の有機農業協同組合と藤島町認定農業者の会が署名した「人と環境にやさしい農業」を推進する共同宣言の額が掲げられ、パスタやオリーブオイルが売られています(写真5)。その交流は「日本有機農業研究会全国大会」が開催された年の10月から始まり、06年9月にはアルチェヴィアのぶどう祭に7名の方々が参加された由。環境保全型農業推進コンクール優秀賞06、07年続いての受賞。
イタリア語なれど英字新聞とはこれいかに | 高らかに共同宣言 |