例えば、前の自治体では、発泡スチロールは燃やせるゴミに捨てていましたが、新しい場所では資源ゴミとして分別します。
一番驚いたのは粗大ゴミの捨て方で、自分でクリーンセンターに持ち込むのが新しい自治体のルールです。クリーンセンターには、入り口と出口に車ごと重量を計る秤があって、入るときと出るときの差が持ち込んだゴミの重量ということになります。その重量に応じて料金を支払います。私が持ち込んだ粗大ゴミは30kgで、50kg未満でしたので、無料で処分してもらえました。
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私が経験したゴミの捨て方に限らず、自治体によってルールやサービスのレベルは違っているに違いありません。しかし、馴れというのは恐ろしいもので、そこで育った人たち、長く住んでいる人たちは、私がそうであったように、他のやり方があることに気がつくことすらできないでしょう。
自治体によるサービスの質は、そこに住む人たちの生活の質に直結しています。これから国から地方に予算を移していこうとしている中、どうすれば自分たちの生活の質を良くできるのか、住民自身が自治に参加する心構えが必要になって来ます。