特定健康診査・特定保健指導をご存じでしょうか。一般的には「メタボ健診」と呼ばれています。なんと嫌な呼び名でしょう。
　2008年４月にスタートした特定健診・特定保健指導の目的は、生活習慣病の発症を未然に防ぐために、メタボリックシンドローム（内臓脂肪症候群）の該当者や予備軍を見つけ出し、対象者に生活改善をみっちりと指導することです。発症を未然に防ぐことで、国民医療費全体のおよそ３分の１を占めている生活習慣病関連疾患の医療費削減につなげていこうというのが狙いです。

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　そういえば、２〜３年前から、人間ドックの際におなか周りの計測をするようになりましたが、背景はこれだったのですね。おなか周りが85cmを超えている私にも、年末に生活指導の呼び出しがありました。
　指定された日時に面談場所に行くと、管理栄養士の資格を持つ女性トレーナーが待っており、その場で生活改善の目標設定を行いました。私はつい見栄を張り、半年で６kgの減量という目標を設定し

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　彼女は健保組合から業務委託された企業から派遣されており、６カ月間にわたって対象者のダイエットのサポートを担当します。このサポートに対して健保組合は費用負担をしています。
　新たな制度に対応したビジネスですが、対象者にやらされている感を感じさせず、いかにやる気を引き出すかが難しいところです。対象者は男性が圧倒的に多いので、栄養士さんの笑顔がダイエット成功の鍵になりそうです。