農水省は毎年6月を「食育月間」と定め、食育の取り組みを集中的にPRする。「食育月間」は平成18年3月の食育推進基本計画で決まり、バランスの取れた食事や食の大切さの理解促進などを中心に全国的な食育普及活動を行う。
第3回食育推進全国大会は、6月7〜8日に群馬県のグリーンドーム前橋で開催。食育をテーマにしたシンポジウムの他、畑の耕し方教室や動物とのふれあいコーナー、世界一長い100mの焼きまんじゅうに挑戦など、各種イベントがある。
6月13日には東京の有楽町朝日ホールで第1回食を考える国民フォーラムを開催。タレントの清水國明さんや食育推進会議専門委員の大石美佐子さんらによるシンポジウムを行う。一般参加の場合は先着600人まで入場可能。
また6月19日〜25日の間に農水省の「食事バランスガイド」ホームページ(http://www.maff.go.jp/food_guide/balance.html)に食事内容を入力すると、集計結果と食生活のバランスが取れているかどうかの判定が届くというキャンペーンもある。
昨年11月から実施している「めざましごはんキャンペーン」も、食育月間に併せて宣伝活動を強化。「いい1日は朝ごはんから」のコンセプトで、電車内や店頭で流す映像広告を作成し、朝ごはんの欠食改善や米中心の日本型食生活の普及を呼びかける。
その他、全国各地で食育をテーマにした催し物が行われる。