本紙など農業や食品産業、食品流通分野の専門紙27社で構成する農林記者会は、設立60周年を記念して、9月16日に公開シンポジウムを開く。テーマは「食料をめぐる新たな潮流〜日本人は本当に食べていけるのか〜」。
日本はカロリーベースで6割以上の食料を海外に依存しているが、世界の食料事情は一変し、海外からの食料調達が困難になりつつある。農水省は自給率50%を目指して、農地の活用や就農者の確保と育成、流通体制の強化などの政策を進めているが、なによりも消費者と生産者の相互理解がよりいっそう大切になってきている。
シンポジウムでは、生産サイドと流通サイドからそれぞれ関係者を招いて、議論を深める。
○当日のプログラム
1.基調講演「世界の食料事情と我が国の対応」(14時〜15時) 末松広行(農水省食料安全保障課課長)
2.パネルディスカッション(15時15分〜17時半)
パネリスト:加藤一郎(JA全農専務、予定)、鈴木宣弘(東大教授)、永井進(永井農場専務)、そのほか食品流通業界から
○日時:9月16日(火)14時〜17時半(開場13時半)
○場所:虎ノ門パストラルホテル本館1階「葵」(東京都港区)
○定員:先着200人 申し込み締め切りは9月3日
○参加費:無料
問い合わせは農水省内の農林記者会(TEL03-3501-3865 午前10時〜午後6時)まで。