「地球温暖化問題への農学の挑戦」をテーマに日本農学会は10月11日10時から東京大学弥生講堂で今年度シンポジウムを開く。参加費無料。一般公開。
「農林水産業は土地利用の変化、管理の集約、資源の多投入化によって温室効果ガス排出を増加させてきた側面」を持つため農学領域でも排出削減が重要として、温暖化に関わる多様なトピックスを紹介し、農学分野からどのような対応が可能かの議論を深める。
また食料生産システムを温暖化する気候に適応させる問題や、代替燃料としての需要が高まっているバイオマスエネルギーの増産に伴う種々の問題なども議論する。
第1部は基本講演で、国立環境研究所の西岡秀三氏の「地球温暖化への対処¨緩和と適応」。第2部のテーマは「地球温暖化による農林水産業への影響」で、5氏が講演。第3部のテーマは「農業分野での温室効果ガス削減への取り組み」で4氏が講演する。
講演者は農業環境技術研究所、農業・食品産業技術総合研究機構森林総合研究所、北海道・茨城・九州・東京・京都大学の学者・研究者。
問い合わせ先は日本農学会事務局(東京都文京区弥生1) TEL03(5842)2287。