環境問題を考える人なら誰でも参加でき、物質循環の視点から生命を考えようとするエントロピー学会は、10月11日〜12日に長崎大学で今年度のシンポジウムを開く。テーマは「循環型社会〜自治体の現場でバイオマスに取り組むための手法と考え方〜」。
　本来なら循環利用が可能な生ゴミや家畜ふん尿などのバイオマス資源は、多くの地方自治体で廃棄されているが、九州ではいくつかの自治体で循環利用し、地域農業の活性化が成功しているため、今年度は長崎大学を会場に選んだ。
　農民作家の山下惣一氏が「農と循環型社会−農は永遠なり−」をテーマに記念講演を行うほか、福岡県築上町や熊本県山鹿市の取り組み報告などを行う。
○日時：10月11日10時30分〜　12日９時30分〜
○会場：長崎大学　総合教育研究棟
○参加費：１日2000円　２日間3000円（学生は半額）
問い合わせは学会ホームページ（http://entropy.ac/）で。