今年は2005年の第60回国連総会で決まった「国際イモ年」に当たる。(社)国際農林業協働協会(JAICAF)は世界食料デー(毎年10月16日)にちなんだ行事として、「イモを通じて食料問題を考える」をテーマに11月9日(日)午後2時から4時30分までパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)でシンポジウムを開く。農水省、JA全中、JA全農などが後援する。
ジャガイモは世界第4位の食用作物。他の作物より栽培が簡単で、異常気象にも強いため、食料安全保障を支える有効な作物として世界的に注目されている。シンポジウムでは、イモ類が果たしてきた役割や、これからの食料問題を解決していくうえでのイモ類の重要性を再確認し、国際イモ年推進に役立てる。
プログラムは次の通り。
▽基調講演:デービッド・ダーウFAO経済社会局農業開発経済部シニアエコノミスト(世界の食料安全保障と国際イモ年について)/ルイス・マエゾノペルー国立ラ・モリナ農業大学学長(世界およびペルーにおけるイモの位置づけ)
▽パネルディスカッション
○コーディネーター:山本紀夫国立民族学博物館名誉教授
○パネリスト:基調講演者の他に、山川理(社)農林水産先端技術産業振興センター研究第3部長/稲泉博己東京農業大学準教授/千葉宏子女子栄養大学助教
日英同時通訳が付く。入場は無料。参加申し込みはhttp://www.jaicaf.or.jp/news/iyp_symmpo.pdfへ。