『いい花の新基準』がキーワード |
『日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2008』および『日本フラワービジネス大賞』の授賞式(主催:日本花普及センター、佐藤安弘会長)が12月10日、東京都港区の農水省共済組合・南青山会館で開催される。特別ゲストとして、麻生千賀子・総理夫人を迎える。
『日本フラワー・オブ・ザ・イヤー』は、ジャパンフラワーセレクション(注1)08−09で入賞した品種の中から、栄えあるフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)、ベスト・フラワー(優秀賞)、特別賞を表彰するもの。「切花」、「鉢物」、「花壇苗・コンテナ苗等」の3部門で構成されている。
特に、花壇苗・コンテナ苗等部門においては、06の「ビオラ」、07の「インパチェンス」で(株)サカタのタネが最優秀賞を受賞しており、同社の「3連覇なるか」(業界関係者)に注目が集まっている。
一方、『日本フラワービジネス大賞』は、花きの新品種の開発・導入および活用・普及において多大な貢献や先駆的な役割を担った企業、研究機関、団体、個人を表彰するもの。
既に、本年は育種・生産部門で鷲澤幸治氏(秋田国際ダリア園園長・注2)、流通・販売部門で群馬県あじさい研究会の受賞が決定している。(関連記事)
【問い合わせ先】
日本花普及センター 企画調査部(西岸・本田) 電話(03)3664−8739 Eメール:jfpc@jfpc.or.jp
07年フラワー・オブ・ザ・イヤー
「花壇苗・コンテナ苗等部門」最優秀賞 (サカタのタネ・「サンパチェンス ラベンダー」) |
同日本フラワービジネス大賞(育種・生産部門)
タキイ種苗・ヒマワリ「サンリッチシリーズ」の 育種開発で新たな需要開発に貢献 |
(注1)ジャパンフラワーセレクション 略称はJFS。『いい花の新基準』を合言葉に、06年4月からスタートした日本における統一的な新品種のコンテスト。
(注2)鷲澤幸治 日本を代表するダリアの育種家で、最近の切花・ダリアの需要拡大に大きく貢献。07年、花き市場に流通する切花・ダリアの年間取扱数量の40%以上を同氏が育成した。