食の安心・安全、環境負荷の軽減、生産者の作業負担軽減など様々なメリットがあるＩＰＭ（総合的病害虫管理）について、農水省は１月29日、生産者や消費者に紹介し、流通業者や行政を交えて意見交換を行うイベント「環境にやさしい病害虫の防ぎ方〜農薬だけに頼らなくても病害虫は防げます〜」を開く。
　ＩＰＭとは病害虫の天敵が活動しやすい環境を整えたり防除器具を効果的に使う防除と、うまく組み合わせて農薬を使うことで、効果が高く環境にやさしい持続的な病害虫防除を実現するプログラム。平成17年から交付金などによる支援を本格化した。
　当日は草津市野菜出荷連絡協議会の横江清隆会長と、ＪＡ土佐あき営農指導員の倉沢済志氏が生産現場でのＩＰＭの取り組みを紹介するほか（ＪＡ土佐あきの取り組みについては本紙記事参照）、生協コープこうべの広田大介氏、北果大阪北部中央青果株式会社の徳山征夫専務、大阪府生協連合会の谷美代子理事らを交えてパネルディスカッションを行う。また農作物や防除器具の展示もある。
○日時：１月29日　13時〜16時
○会場：千里朝日阪急ビル４Ｆ（大阪府豊中市）
○入場無料、定員100人
　申し込みなどは農水省ホームページ（http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/johokan/081226_1.html）で。