新たな展開をみせる微生物防除剤 (08年2月のシンポジウムより) |
日本微生物防除剤協議会(堤憲太郎代表幹事・セントラル硝子取締役常務執行役員)は3月3日、東京都墨田区の江戸東京博物館で『第2回環境保全型農業シンポジウム』を開催し、微生物防除剤から見たIPM(総合的病害虫・雑草管理)の実践を探る。
持続的な農業の展開や「環境保全型農業」、「食の安全・安心」を推進していくためには、環境に配慮した生産技術を取入れていくことが重要となっている。
IPMの実践では化学農薬の削減、薬剤抵抗性の発達を遅らせるなど、環境に対する影響が少なく、安定した農業生産の可能性が広がってくる。
本シンポは、微生物防除剤を活用してIPM農業を実践している地域事例や、微生物防除剤の具体的な使用法の報告を通じて、同剤の理解と普及を目的として開催される。
基調講演が「施設園芸におけるIPMの推進と展開」(農水省消費・安全局植物防疫課・大岡高行)、特別講演が「日本におけるIPMの実践と微生物防除剤の役割、展望」(中央農研・高橋賢司)のそれぞれのテーマで行われる。
さらに、先進事例として宮城、長野、栃木、秋田の各県から地域に根ざした事例報告が行われることになっている。申し込みは、2月20日(金)まで。
〈申し込み先〉
http://www.biseibutsu.jp
FAX(03)3829−1463
Eメール:support@biseibutsu.jp