イベント

イベント

一覧に戻る

「蘭、と暮らす。〜美しい蘭と、美しい人生を。〜」

「フラグミペディウム属コバチー」が本邦初公開 (2/14〜22)
2009年 1月23日
世界らん展

 「蘭、と暮らす。〜美しい蘭と、美しい人生を。〜」を全体テーマとした『世界らん展日本大賞2009』(主催:世界らん展日本大賞実行委員会(注1))が、2月14日〜22日の9日間、東京都文京区の東京ドームで開催される。例年観客数は40万人を超える一大イベント。
 洋蘭、東洋蘭、日本の蘭など世界各地のさまざまなジャンルの蘭を一堂に集めた“世界の蘭の祭典”として、毎年2月に開催しているもので、今回で19回を数える。21か国・地域からの参加を得て、展示総株数は約3000種・10万株におよぶ。
 これら華やかな美を競う作品の中から、もっとも優れた蘭を“花の女王”として選出し、最高賞として「日本大賞」(賞金:200万円、副賞:乗用車/各審査部門賞(注2)合計賞金総額:1630万円)が授与される。
 主催者展示の見どころは「大使夫人のディッシュ・ディスプレイ」(注3)、「あなたの知らない蘭との出会い」、「12か月の蘭〜蘭のある風景〜」、「蘭の保護活動の紹介」、「蘭の花を育てる運動報告展示」、「蘭とワシントン条約」の6ステージ。
 特に、「あなたの知らない蘭との出会い」では、過去100年でもっとも素晴らしい蘭の発見とされる「フラグミペディウム属コバチー」が本邦初公開される。
 このランは、発見後にペルー政府によって厳しい輸出禁止措置がとられ、人工的に繁殖され許可された株のみが輸出の対象となっている。
 しかし、開花可能な株は数が少なく希少で、もちろん本邦における開花例は未だない。今回、現地の協力を得て、初の開花株公開展示となる。
 (注1)読売新聞社、NHK、世界らん展組織委員会で構成。
 (注2)個別審査部門、フレグランス審査部門、ディスプレイ審査部門、フラワーデザイン審査部門、美術工芸審査部門、寄せ植え審査部門、の6部門。
 (注3)蘭とテーブルセッティングの美しい調和や、それぞれのお国柄を思わせる作品が並ぶ。インド、サウジアラビア、チェコ、ニュージーランド、ベルギー、ボツワナ、メキシコの6か国の参加が予定されている。

昨年の『世界らん展日本大賞2008』から。 大賞受賞者には副賞として乗用車が贈呈された。
昨年の『世界らん展日本大賞2008』から。大賞受賞者には副賞として乗用車が贈呈された。

(2009.01.23)