農業と動物福祉の研究会JFAWIは3月29日、「世界が動く アニマルウェルフェア畜産への改革」をテーマにシンポジウムを行う。
世界の畜産は工場的畜産からアニマルウェルフェア畜産へと方向転換している。アニマルウェルフェアとは家畜へのストレス軽減で病原菌免疫力を高めるなど、家畜の健康と福祉を増進する飼育方法だ。世界動物保健機関OIEは2010年までにガイドラインを作り、日本を含む172の加盟国はそれに準じた法整備などが求められる。
シンポジウムではこのよう動向について理解を深めるとともに、これからの畜産戦略などについて話し合う。
第1部は家畜の健康と福祉に取り組むネットワーク形成がテーマ。消費者、食品企業、加工・流通企業の代表などがパネルディスカッションを行う。
第2部は東アジアのチャレンジャーと題して、日本、韓国、台湾、中国の家畜福祉対策研究者がそれぞれの取り組みについて発表する。
会場はJAビル8階(東京・大手町)の全中大会議室で、第1部は9時〜、第2部は13時〜。参加費は資料代込みで2000円。当日のプログラムなど詳細はホームページ(http://www.jfawi.org/)で。