地球温暖化に対して開発途上国が温室効果ガスの排出削減に積極的に取り組めるよう日本の技術や知見を活用していく必要がある。しかし途上地域の農業においては削減の取り組みが具体的に議論される機会が多くなかった。
このため国際農林水産業研究センター(JIRCAS)と国際協力機構(JICA)はシンポジウム「地球温暖化対策に貢献する農業・農村開発」を3月15日13時30分から東京・市ヶ谷本村町10の国際協力機構研究所で開く。
議論のポイントは(1)途上地域の農業・農村が有する温暖化対策の可能性(2)農業・農村整備における温暖化に対する国際貢献。
基調講演は早稲田大学人間環境科学科の天野正博教授。話題提供は農水省農村振興局の齋藤晴美局長、国際協力機構の横倉順治国際協力専門員、東京大学・院農学生命科学研究科の林良博教授。このあとパネルディスカッションや事例報告もある。
問い合わせはTEL029(838)6709