食料とエネルギーを同時に生産する作物として注目されているサトウキビの未来を模索するシンポジウムが5月18日13時から那覇市の沖縄産業支援センターで開かれる。
サトウキビは厳しい自然環境への適応性が比較的高いため台風や干ばつが多発する南西諸島では基幹的作物となっているが、労働力と投下資源の不足などから単位収量低下などの問題が顕在化。
このため多収量生産のための技術開発などが緊急課題となり、アサヒビールや国際農林水産業研究センターなどが3月に「サトウキビ等熱帯糖質資源作物の未来指向型技術開発研究フォーラム」を設立した。
シンポは同フォーラムの主催で開く。テーマは「サトウキビの昨日・今日・明日ー持続的生産に向けた技術の望ましい未来ー」。基調講演、話題提供、全体検討などがあり、最新の研究成果が紹介される。
問い合わせは九州沖縄農業研究センター TEL09972(5)0612。