「食・農・環フォーラム」の第93回学習会は「漁業をめぐる情勢と環境保全」(仮題)をテーマに6月30日14時から東京・大手町のJAビル4階401会議室で開く。
JF全漁連漁政部・道下善明次長の「漁業をめぐる情勢」、(株)水土舎・乾政秀代表取締役の「里海が危ないー漁業者による環境保全の機能と担い手の危機ー」の報告がある。
日本の漁業の生産量は5年続きの減少で平成20年度は559万t。とくに昨年夏は異常な燃油高で全国20万隻の漁船が一斉休業した。
また依然として水産資源の回復は遅れ、不況による消費の冷え込みと魚価の低迷、円高による輸出不振などで漁業環境は最悪だ。
資源回復や海洋環境の保全が必要とされ、具体的には周辺水域の水資源の評価と活用、藻場や干潟の保全などの対策が求められており、こうした課題をめぐって学習する。
問い合わせはJA全中のフォーラム事務局TEL03(6665)6061