地球温暖化で水稲の高温障害や果実の着色不良などが現れ、その対策が重要になっているとして農水省などは研究成果発表会「地球温暖化と農林水産業」を開く。
研究発表会の副題は「環境・食卓の現在と未来」。東京・丸の内3の東京国際フォーラムで、13〜16時の講演会と、16〜17時のポスター発表で温暖化の影響と対策をわかりやすく紹介する。
同省は平成18年度から▽農林水産生態系からの温室効果ガス排出削減の技術開発▽高温障害などに適応する技術開発を行うプロジェクト研究などを進めてきた。その成果を中心に発表する。
講演会では谷山一郎氏(農業環境技術研究所)の全体講演をはじめ5氏が農林水産各業にわたる予測や防止、適応の技術を語る。
ポスターの内容は▽コメと野菜と果樹の品種改良▽水田からのメタンガス排出削減技術▽たい肥施用による二酸化炭素蓄積▽森林の炭素循環などテーマは多様で計66件。
参加費無料。講演会の定員240人。問い合わせ先は農業環境技術研究所・電話029(838)8200