農業問題研究学会は3月26日、京都大学吉田本部構内で春季大会シンポジウムを行う。大会テーマは「現代資本主義と家族農業経営―農業の資本主義化の「限界」と資本による農業・農村の「包摂」―」。
シンポジウムの座長は酒井富夫富山大学教授が務める。
基調講演は梶井功東京農工大学名誉教授が、▽現在のわが国における農業経営の展開状況を「小企業農」との関係でどう評価するか、▽今日の企業側からの農業への参入を農業の企業化との関係でどう捉えるか、について提言する。
研究報告は、▽「80年代後半以降の農業構造、農業政策の変化と特徴」後藤光蔵武蔵大学教授、▽わが国農業・農村における資本の展開と『包摂』の現状」槇平龍宏氏(財)農政調査委員会、の2点。
3月26日13時30分〜17時(※午前は若手研究者や大学院生のための情報交換会)、京都大学吉田本部構内法経本館1階第5番教室で。参加費は一般会員2000円、学生会員1500円(それぞれ非会員は500円増し)。
問い合わせは農業問題研究学会ホームページで。
◎詳しい大会スケジュール(敬称略)
▽午前の部(10:00〜12:00)
若手研究者・大学院生のための情報交換会
▽午後の部(13:00〜17:30)
開会(13:00〜)
▽総会(13:05〜)
▽シンポジウム(13:30〜)
座長解題(13:30〜)
基調講演(13:40〜) 梶井 功(東京農工大学名誉教授)
第1報告(14:20〜) 「農民層分解の現状と農業の資本主義化」後藤光蔵(武蔵大学)
第2報告(15:00〜) 「わが国農業・農村における資本の展開と『包摂』の現状」槇平龍宏(財団法人農政調査委員会)
コメント(15:50〜) 平野信之(中央農業研究センター)
質疑応答・総合討論(16:00〜)
座長総括(17:20〜)
▽懇親会(18:00〜)会場:芝蘭会館別館(予定)