加藤俊明代表理事組合長の新年挨拶のタイトルは「四方良しの実践」。農協が今後も元気に生き続ける道は▽組合員に良し▽地域に良し▽働く職員に良し▽それらの要となるJA自身にも良しと、この四方良しを基本にがんばる以外にないとの決意を表明している。
「想い」と題した裏表紙の人物紹介欄は農業と地域社会のかけ橋役を担う天野龍平さん。野菜、果樹、花などを育てながら農地を守る一方で、福祉施設(老人ホーム)の理事長などをつとめる。老人ホームは、同氏が育てた花や緑でいっぱいだそうだ。
「特集」は昨年11月に管内9か所で開いた秋祭りのフォト・レポート。餅つき、お米すくい、新鮮な野菜の販売など会場ごとに工夫がこらされ、楽しい一日になったようだ。
JA管内の藤沢市が昨年11月に飼料、燃料など農業支援に4500万円の補助をすると決めたという。市長は「市内農業が元気になり、安全・安心な農産物を市民に提供して」と成果を期待した。
鎌倉市の農家でつくる芋焼酎研究会は11月に焼酎原料のサツマイモ「ベニアズマ」4tを収穫した。同会は、遊休農地を活用してつくったサツマイモで芋焼酎を3年前に商品化、鎌倉の新たな特産品になっているそうだ。焼酎の製造は鹿児島県の酒造会社に委託している。