「5月号のみどころ」の一つは、農家民宿を営む石川さん夫婦の訪問記事。
夫信吉さん(73)は漁師だったが、腰を痛めた後、農家に転身。今は夫婦でコメ、ミカン、ウメ、ソラ豆など合計6haを作っている。
民宿の宿泊客は年間5〜6組と少ないが、「大勢来てもろたら困るんよ。対応できんようになる。行列のできん民泊がええ。欲張らずにぼちぼちやるのがちょうどええんよ」と信吉さん。
都会から来たお客はたいていが小さな子ども連れの家族で数日、空き部屋に泊まり、農作業を体験する。食事は自家製の食材がほとんど。
まるでお盆に帰ってきた親戚一家のようだ。「特に子どもたちは田舎が面白くてたまらんみたい」と夫婦自身もグリーンツーリズムを楽しんでいるかたち。