JA広報誌便り

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【「みなみかぜ」 7月号 (愛媛県) 】
7月収穫のタケノコ作り JAえひめ南

 耕作放棄地に竹を植え、旬はずれの7月にタケノコを食べさせようという珍しい試みを愛南町の南宇和作物園芸部会が進めている。

「みなみかぜ」7月号 台湾原産の品種で九州で栽培される「緑竹」に関する新聞記事がきっかけ。
 収穫が7〜10月とあって夏休みの子どもたちがタケノコ掘りを楽しむことができるためグリーンツーリズムとしても期待できる。
 部会は苗20本を入手し、実験的に9戸が定植した。また試験園には緑竹を含む5種類の竹を植え、JA南宇和営農センターなどが生育を見守っている。
 収穫は3年目からだが、耕作放棄地が緑いっぱいの竹林となって活気づく日が楽しみ。
 孟宗竹などは地下で根を張るが、緑竹は管理すれば根を広げないとのことだ。手入れの労働時間は年間わずか20時間。除草程度で手がかからないという。 タケノコはグルタミン酸が豊富でカロリーが低い健康食品だ。

(2009.08.12)