JA広報誌便り

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【「Ko.Bu.Re」 10月号 (長崎県)】
雇用対策事業"ながさき農援隊" 活動開始のその後 JA島原雲仙

 今月号の目玉のひとつは「農援隊は、いま」と題し、"ながさき農援隊"の活動開始から3カ月がたったその後を追った特集記事だ。

◆農家作業を支援

 “ながさき農援隊”は緊急雇用対策として県からJAが委託を受け、ハローワークを通じて離職者や就農希望者を雇用する制度。
 同JAでは県内で最も多い38人が7月から管内で農作業支援を始めたという。
 同JAは管内を東西南北の4ブロックに分けた活動を行っており、農援隊もそのひとつだ。北ブロックの2チームとその他ブロックに各1チームある農援隊の中にはチームに1人“オペレーター”がついている。ハローワークでの求人の際、農援隊とオペレーターの2つの枠で募集をし採用されたオペレーターは、農家とJAの間に立った存在。農援隊のスケジュール管理などを主に行っている。各ブロック地区の営農センターにやってくる農家からの作業申込みを受けてスケジューリングされ、それをもとに隊員は活動している。

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(写真)作業中の東部ブロック農援隊(左)・作業中の南部ブロック農援隊(右)

◆労働力を補完

「Ko.Bu.Re」 10月号 ブロックごとで隊員の年齢層や経験の有無などさまざまだが、吸収力や責任感、チームワークなど、それぞれの持ち味を活かした支援で農作業に貢献しているようすが紹介されている。
 「猫の手も借りたい時期に応援に来てもらい感謝している。もっと地域に浸透してほしい」という農家の声もあり、この活動への期待度は高い。
 同JA担い手対策室の高橋利浩課長は同事業の将来像について「農援隊の雇用期間である3年間でしっかりサポートし、その後就農させることをめざしたい」「JA内に労働力補完システムをつくっていきたい」と話す。
 
(写真提供・JA島原雲仙)

 

(2009.10.28)