同JAは飼料の自給率向上と遊休地解消のため、県菊地振興局と共同で飼料米牛の飼育に取り組んでいる。出荷3カ月前に通常の飼料に玄米を混ぜ与えて育てた牛は「まんま牛(仮名)」と名付けられた。
飼料米牛の試食会には管内の旅館組合、食堂組合の人などが参加。食味を確かめ「やわらかい」「冷めてもおいしい」と好評だった。
また11月14、15日に熊本県農業公園で行われた「くまもと農業フェア&米まつり」でサイコロステーキとして販売された。
平成20年度から試験的に始まった飼料米は、今年度35haで作付された。来年度は月に100頭ペースでの出荷を予定しており、5年後の目標は作付面積が150ha、年間出荷頭数は5000頭だ。
また同JAでは管内で育てた肉の定期便を始めた。FAXで申込み、農業総合情報センター裏に設置された「肉の直売所」で直接受けとる仕組みだ。