昭和40年代に全国各地で栽培が始まったという「フクノハナ」は栽培が難しいなどの理由から生産者、需要ともに減少し、栽培中止の危機に至った。しかし生産者の強い想いで石川県の酒蔵と契約栽培を結び、お酒の原料として100%使用されることになった。
同組合はフクノハナの振興だけでなく、有機質肥料栽培やコウノトリ育む農法による無農薬栽培にも取り組む。
現在はお酒にとどまらず酒種まんじゅうやケーキ・麺類などの商品も企業と連携して企画・販売しており、フクノハナの知名度アップを図っている。
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10月末に「“コウノトリ育むお米”推進協議会」スタートのニュースも紹介されている。
コウノトリの住める環境づくりや産地・流通・小売が一体となった積極的な販促活動を行い、ブランド米の構築に力を入れていく方針だ。