2007年に管内の住民や子どもたちに農業や食文化を伝えるボランティアとして誕生した「食農ティーチャー」。主に伝統食を伝える「食の先生」と、農のすばらしさを伝える「農の先生」がいる。特に基準はなく、熱意ある人を認定している。現在管内には23人の食農ティーチャーがおり、中には食と農の先生の重複者もいる。
同誌では食農ティーチャーと大学教授が産学連携を始めたという内容が紹介された。
認知症の研究に特化した福岡大学医学部の山田達夫教授が認知症予備軍とする患者を対象に、農作業による認知症予防のリハビリを試験的に始めた。食農ティーチャーの森住興さんが指導にあたり、ジャガイモ栽培に取り組む。
また、地元中学校での進路交流会に食農ティーチャーが参加。自らの農作業体験などを語ったと紹介されている。