同JAは郡上市と郡上農業改良普及センターとの連携で「山菜王国郡上」づくりを2004年からスタートした。山菜の栽培で地域農業と農村を活性化するのが目的だ。
大部分を山林で占める市内の土地環境が山菜の育成に適しており、タラの芽をはじめ多種の山菜を生産・出荷している。休耕地の利用も増え、今では約130件の農家が取り組んでいる。
また山菜の栽培は女性や高齢者への作業負担が少なく、鳥獣被害を受けにくいメリットがある。
旬の山菜は市内の道の駅、直売所で販売されるほか、山菜を使った料理の開発や交流体験も行うなど活動の幅は広い。