全国の雑穀栽培のうち約9割は二戸地区と花巻市が占める。雑穀は米の栽培に不向きな気候条件下から北部地域が育ててきた伝統ある作物だ。
二戸地区では高品質な雑穀を生産しようと完全無農薬の有機物資材を利用している。
誌面に登場している北部地域雑穀部会の川原木賢一部会長は、これからの課題は後継者対策だとし「伝統を守り続けるため雑穀の魅力を伝えることが役割だ」と語っている。
特集の中では雑穀の栄養成分や雑穀を使ったレシピも紹介している。
また盛岡農業高校が一野辺製パンと地元産雑穀を使ったパンを共同開発したニュースも同誌で伝えている。県内のスーパーで販売中だ。