同法人は上川東地区の35戸が集まって平成18年に設立した。一人暮らしの家が増える中、地域農業を守りたいと昭和60年頃から行ってきた営農集団としての活動が前身だ。
地区内の農地ほぼ全てを集積し、5つの部で活動している。当初は水稲だけだった栽培も、機械化が進み稲作の手間が少なくなったことから設立の翌年、女性が「野菜部」を立ち上げた。現在水稲は男性、野菜は女性主導で栽培している。
また地域農業の法人化の先駆的モデルと評価され、20年度の「中国四国農政局国営土地改良事業地区営農推進功労者表彰」を受賞したと紹介している。