水稲栽培中心だった同法人は今年から転作大豆の栽培を始めた。きっかけは長岡市栃尾支所の農林課から「栃尾産あぶらげプロジェクト」への参加呼びかけを受けたことにある。地域の名物である油揚げだが、実際に使用している大豆は外国産や地区外のものに頼っていたため、“本物の栃尾産あぶらげ”作りに協力したいと参加を決めた。
稲作中心の中山間地である下塩地区は水はけが悪く、これまで大豆栽培の試みには苦労を重ねてきたが、基盤整備で栽培がしやすい環境になった。
現在、油揚げを使った商品開発を進めており、プロジェクトを通して地域全体の活性化につなげたいと抱負を伝えている。