同JAが今年、試験販売を始めたのは水耕養液栽培した球根、根付きのチューリップ。需要が低迷するなかで、販路拡大を期待した全国でも珍しい取り組みだ。
4年前から土耕栽培と合わせて水耕養液栽培を取り入れた。採花率の向上や栽培期間の短縮など、生産性へのメリットにもつながっている。
今年試験的に出荷している大阪の(株)なにわ花いちばの担当者は、生産現場に近い状態で販売できるとして切花にはない価値に期待を示している。
消費者に新たなチューリップの魅力をアピールし、切花需要を立て直すきっかけになればと伝えている。