同JAでは中山間地の振興と遊休農地対策としてシャクヤクなど薬用作物の生産を進めている。おととし「薬用作物生産部会」が発足し、57戸の農家が製薬会社と契約栽培している。「手が掛からず価格が安定している」のが魅力だといい、JAでは新規栽培者を募集している。
また、地域活性化に貢献している活動として「小諸インター周辺地区活性化推進機構」を取りあげている。同機構は地元農家や地区役員らで2001年に設立し、耕作放棄地の有効利用としてそばを栽培してきた。09年には活動が評価され「県担い手育成総合支援協議会会長賞」も受賞。代表を務める小林太喜男さんは「そばを栽培して地元で消費していくことが地域の活性化につながる」といい、ブランド化も考えていきたいという。