年間700tの新高梨を出荷する針木地区では昨年、3万個、出荷額にして1500万円相当のカラス被害を受けた。約10年前から被害に悩まされてきたという。
これまでは梨組合が爆音機による対策をおこなってきたが、近年効果は薄れてきた。そこで今年は地域内で協議会を発足。対策を話し合って梨園に漁業用の網を張ったり、パトロール隊を組織してほ場を巡回している。JAではこのパトロール隊に市のふるさと雇用創出事業を活用してカラスの生息調査やネットの設置を行う2人の専門員を臨時雇用した。
こういった地域での取り組みによって今年は被害が大きく減り、成果が現れたと伝えられている。