収穫したばかりのグリーンアスパラの抽出液と山梨県産のブドウ果汁を一緒に醸造してできた「あすぱらワイン」はアスパラ5%、アルコール10%のやや甘めのワインだ。
平成13年に初めて販売され、3年前から再販がはじまった。
開発のきっかけは農家所得の向上だ。佐賀県はグリーンアスパラの出荷量、出荷期間の長さともに全国でトップクラスを誇る。曲がったり折れたりした規格外のアスパラを加工品として利用できないかと考え、山梨県にあるワイン醸造専門の業者に開発を依頼した。青臭さを解消しつつアスパラの風味を残すために試作を重ねて完成した。
年間2〜3000本が生産され、県内のAコープや酒店、産直店舗などで販売している。