平成7年に産地拡大をはかろうと中濃里芋生産組合が設立された。関市や美濃市を中心に栽培が広まり生産者や栽培面積は拡大したが、徐々に生産者は減少。そこで同組合とJAは新規就農者に向けた講座を開くなどして栽培の後押しに努めてきた。
15年にはブランド化をはかるため「円空」の名で商標登録を取得し、昨年12月には同組合、JA、行政の連携で生産・販路・消費拡大と加工品開発を掲げた産地振興プロジェクトもスタート。さらなる地域ブランドとしての確立をめざしている。
また、地元小学生が栽培を学んだり、岐阜大生が栽培管理を体験するなど、地域特産を守るための取り組みにも積極的だ。