足柄牛は足柄牛生産者推進協議会の会員である10戸の生産者で肥育されている希少価値の高い牛肉だ。
その大きな特徴は子牛のときに地元特産の「足柄茶」を配合飼料に混ぜて与えていること。カテキン作用や食物繊維の効果で内臓機能がアップし、健康な牛に育つのだという。
誌面に登場した肥育者の真壁秀男さんは銘柄確立をめざして足柄牛の振興活動に取り組むひとり。飼料の栄養バランスを研究したりストレスを与えさせない管理に努めている。
足柄牛はスーパーでの販売は主流ではないが、直売所で販売コーナーを設けてPRしたり、中川温泉一帯では足柄茶の湯に通して食べるしゃぶしゃぶが名物メニューとして誕生。足柄牛の地産地消が広まりつつある。