なかでもJAが学校給食向けの食材をもっとも多く供給しているのは市内の全小中学校が自校調理方式をとっている佐倉市だ。JAは学校の栄養士から食材の注文を受け、地場農産物の調達、配達を担う。この取り組みは旧JA佐倉市時代から続いており、JAは生産者と学校・子どもたちを結ぶ役割として貢献してきた。
四街道市では21年からJAによる学校給食への食材供給がスタート。JAが間に入ることで、市ぐるみでの地場産物の推進態勢に発展したほか、これまで市内であまり作られていなかったタマネギの作付けを増やすなど、地元農業の振興にもつながっているという。