その魅力は、ビタミンが豊富で、葉、茎、花蕾などすべて食べられること。茹でると鮮やかな緑色になり、グリーンアスパラガスのような食感と甘みがある。「茹でてよし、炒めてよし、揚げてよしと、いろいろな料理に使えます」。子どもにも人気だそうだ。
生産者にも好評だ。無農薬での栽培管理が比較的容易であり、何よりブロッコリーの収穫がない時期の貴重な収入源になるからだ。
現在の出荷先は県内、大阪、名古屋、米子市場だが、より多くの人に食べてもらい、ゆくゆくは全国に広まることを期待し、広報誌で積極的に紹介している。命名の由来「島根の明日をめざす野菜」になることを願って。