3月号で紹介されている2つの事例で使われた食材は、黒大豆、京壬生菜、九条ねぎなど、全国に誇るブランド京野菜だ。子どもたちが地元野菜に強い関心をもつ様子がリポートされている。こうした取り組みを積み重ねてこそ、地域を誇りに思う心が育まれるのだろう。
残念ながら、壬生菜や黒豆のJAへの出荷は減少傾向というが、食育をJAパワーにつなげるべく、本号では、学校給食に納入した農産物の「支店別販売金額」および「品目別販売金額」を公表している。これが刺激となり、京野菜はもとより、地元産農産物の学校給食への納入が加速することを期待したい。