TPPでは関税撤廃が強調されがちで、「自分には関係がない」と考える人が少なくない。そこで同誌では、就職活動、食品の安全性、医療保険など、誰にも身近な問題をテーマに、日常生活への「打撃」を、具体的かつ詳細に伝えている。
たとえば就職活動では、市場を開放し、国内のあらゆる規制を撤廃すれば、自営業や中小企業は仕事を奪われ、国内の仕事は減り、残された仕事を巡って「めまいがするほどの就職戦争に入る」…という具合だ。
TPPの危険の本質は経済だけではなく、日常生活にこそ及ぶ。同誌では「穏やかに暮らせる町を未来につなげたい」と結んでいる。