JAあいち中央の「ACT」は、6ページにわたる防災特集を組んだ。「過去の震災における怪我や死亡の原因を知ることで、地震に対して何をしたらよいかが分かってくるはずです」と編集者は問題提起している。そこで関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災の3震災の犠牲者の原因を示す。
火災、家具や家屋の倒壊による圧死、溺死とそれぞれ違いがあり、行政のつくるハザードマップに即し、管内の地域ごとに災害の特徴と注意すべきことを挙げている。特に家屋や家具の倒壊など、震度に合せた被害程度を写真に入りで紹介。その対策も写真入りで示すなど親切だ(下参照)。
「災害は忘れたころにやってくる」。その地域特有の災害をピックアップし、普段から注意を呼びかけたい。
(3震災の被害の内訳(右)と有効対策を紹介)