JA広報誌便り

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【「Hand to Hand」 11月号 (福井県)】
写真の扱いメリハリを JA花咲ふくい

 9月から10月にかけて、全国でJA祭りや収穫祭が多く行われた。JAが広域化するなかで、JAに対する組合員の関心が薄くなったといわれる今日、組合員や地域の人々にJAの存在感を示す重要なイベントである。当然ながら11月号では、特集を組んで紹介する広報誌が多い。掲載紙のレイアウト、写真の扱いなど、編集者の苦労が伺える。

「Hand to Hand」 11月号 (福井県) JAにとっても組合員にとっても重要なことであるのは分かるが、2、3面に臨時総代会で出た組合員の意見が掲載されているのは少し違和感がある。JAの「花咲まつり」はその後のページに回っているが、読者が広報誌を手にとって表紙を開き、まず最初に目に入るのは2、3面である。ここが文字だけの紙面では、その後、読者はページをめくろうという気が失せる。他にもっと伝えたいことがある場合はともかく、ここにはJA祭りを掲載したいところだ。
 4、5面の、10月19、20日に開いた「花咲まつり」の見開きは、文章が完結で写真のアングルもよく、気の利いた写真説明もついているが、もう少し、写真の扱いにメリハリをつけたい。「食でみんなを笑顔に!未来へとつなぐ農業」のテーマに沿って、賑わった農産物即売の写真を大きくするなど工夫が欲しい。

(2013.12.02)