2、3面の見開きで年越しそばを紹介。記事の説明によると、年越しそばは細く長いことから「健康長寿」を願って食べるようになったとか、金箔師が銀粉、金粉を集めるのにそば粉をつかったとか、あるいはソバは切れやすいことから1年の苦労や災厄を切捨て、翌年の幸福を祈ったとか、諸説があるとのこと。
縁起のよい具材としてエビ、ネギ、昆布、紅白かまぼこ、餅を挙げ、それぞれのいわれを説明する。ネギは疲れを「労(いた)わり」、「祈りをささぐ」という意味の「労(ね)ぐ」、「祈(ね)ぐ」や、神職の「禰宜(ねぎ)」からきたものだという。これらの具を使った湯気の出ている年越そばの写真は食欲を誘う。
さらに地元産のそばが食べられる店を紹介。いずれもつなぎを使わない十割そばを売り物にした店で、そば打ち体験も可能だ。さりげなく「地産地消」を紹介している。